【木目金体験】に行ってみたよレポ

2019年10月19日

こんにちは。

実は大学時代の同居人が鍛金を、母が彫金をやっていたこともあり、金属工芸が好きな、かみじょーひろです。

もう結構前になるんですが、幻獣神話展(お盆時期に参加させていただいてるグループ展)の搬出の翌日に、金属工芸の体験に行って来たのでその時のことをまとめてみたいと思います。

行って来たのは、銀座宝町にある尚呼さんという金属工芸の工房。

平打ちのリングを作らせてくれるところはたくさんあるのですが、ここは木目金と言って、金属を鍛接して木目のようにして見せる方法を用いた指輪作りを体験させてもらえます。

↓ まずこれが仕上がり↓

仕上がり

上のが私の甲丸リング、下のが旦那の平打ちです。
よく磨いた直後で銅の部分が酸化してないので、木目があんまり出てないですが数日で木目がより濃く出てきます。
ちなみにこれが作って2ヶ月後↓

日にちを置くと色が濃くなって来ました。

作る工程はこんな感じ

板金を層になるようにくっつけます

木目の地金を作っていきます。まず銀と銅の小さい板(2cm×1cmぐらいでしょうか)を順番に重ねます。
それにフラックスっていう融剤をつけ鍛接していきます。

重ねた様子
バーナーで熱を加えています

900度になったら銀が溶けてくっつくんですって。

銀がキラキラと溶けていきます。

くっついたものがこちら。

くっついた状態

圧を加えて棒状にしていきます

圧を加えて棒状にしていく様子

なまして伸ばしてを繰り返していく感じです。

なましっていうのは加工しやすくなるように熱を加えてあげることを言います。バーナーで赤くなるまで熱して、加工して、また熱して~って感じです。

で、出来上がった棒がこちら。

伸びました〜。

棒状になったものをねじります

捻っていく途中

でもこのままだと地層みたいな横イチの模様のままなので。ねじります。なまして捻ってを繰り返します。

これぐらいのねじりで緩やかな木目になります

また、まっすぐな棒状に

捻ったものを写真の背景にある金槌で叩いて、また、まっすぐな棒状に↓

棒状になりましたー

いよいよ指輪の形に形成

それをぺったんこにして指のサイズに合わせて糸鋸で切った上で丸くしてロウで溶接します。

ぺったんこになったとこ

↑ここお昼ご飯食べてる間にやっててくださいました;;ありがたい。

丸くして溶接(ろう付け)していってます
溶接すんだところ。内側にシルバーのリングをはめてます。
おもて面が木目調裏側がシルバーって感じ。
シルバーのはみ出ている部分を削ってもらいました。

甲丸にするために角を削ります

そこから、甲丸にするために角を削ります。
四角い部分の角を落とすって感じです。

甲丸っぽくなりました。

ひたすら研磨

あとはひたすら研磨。です。
金やすり、紙やすり、バフの順で磨いていきました。

少しずつ光沢が出てきます。

その結果がこちら!

いい感じです。

私のは内側に銀のリングもくっつけてるので内側はシルバー一色。

上が私、下が旦那のです。

今度は無くさないようにするぞ!笑

ちなみに、朝10時にお伺いして、お昼1時間休憩して16時ぐらいにはすべて終わる感じでした。

体験の費用について

ちなみに今回のリング制作の体験は1万円でした。(材料費込み)
余った地金は持ち帰りさせてもらえます。
これだけ色々させていただいて1万円は安いと思います。

ちなみに4000円ぐらいから作れるシルバーリングのプランもあるよ!

次は木目金で別の何かを作りにいきたいです^^
木目金での彫金体験ができる尚呼さんのサイトはこちら

じゃらんでの予約もできます。
値段一緒ですがポンタとじゃらんポイントがつくのでこっちの方がトクだと思われます…↓

クーポンが配布されてたらよりお得にいけるかも↓

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