【漫画動画】モーションコミックの仕事を始めた話と制作時に気にしている点【お仕事のお知らせ】

2020年9月2日

どうも、イラストレーターでマンガも描いてるかみじょーひろです。
実は最近youtubeのマンガ動画(モーションコミック)のお仕事をさせていただいているのでそのお知らせと、どうせなので通常のマンガ制作時との違いで気を付けていることをザッとまとめたいと思います!
そもそも紙媒体のマンガをそんなに描いてもないし、需要なさそうな気もするけども、マンガを動画にしたいなと思っている人の参考になればと思います。

お仕事をさせていただいているのはこちら。↓
真夜中の女子会(通称:まよじょ)です。

▼作画させていただいた匂わせ彼女のマンガ

ぜひ見てみてください!(あとチャンネル登録もぜひ)
声優も、動画の編集もめちゃくちゃ豪華なんですよ。

ちなみに、かつてお世話になってた編集さんが転職されて、このモーションコミックの企画立ち上げをされており、そんなご縁で、お仕事させてもらってます。
なんやかんや、お声がけいただける、ご縁に感謝。(ギリギリマンガ家って名乗れる感。笑)

せっかく新しい貴重な経験をさせていただいているので、通常のマンガ作画と違って気を付けている点をなんとなく書いておきたいと思います。
偉そうなこと言えるほどのものではないのですが、誰かの気づきになればと思います。

漫画動画用のマンガを描くときに気を付けていること

少しだけ16:9を意識する

動画のサイズは16:9なのでそれに合わせて大ゴマは横レイアウトで描くことを意識しています。もちろん画面がのっぺりしてくるので縦レイアウトもはさみつつメリハリはつけてるつもりですが、見せ場は大きく横でとるようにしています。
(結構適当ではありますけどw

紙媒体と違って前のページに戻るという概念がない

紙の良いところは、いつでも好きなページにパラっと戻って理解しなおせる点、だと思うのですがそれがまずない。(戻って読まれるような漫画ってどうなのというツッコミは置いといて。)
さかのぼることがあってもシークバー触って戻す、また少し違ったアクションになるので、少しハードルが高いわけです。読みこみしなおし~みたいになると単純にストレスにもなりますしね…。なので前のシーンに戻らないとわからないような作りにしないように気を付けています。

具体的にどういうことかというと、 モノローグを意図して詳しく残すようにしてます
かつて、私は絵で表現できることは絵で。モノローグやセリフで説明はあまりしないほうがいいと教わったのですが、マンガ動画に関しては、意図して説明的にしています。 (というかそのように指示いただいた)

行間を読む、想像の余白を大事にしたほうがいいとは思うものの、その前に理解されていないと前に進めないので、わかりやすさを優先するように。( 雑誌と違ってターゲット層が広いということもあります)

あと、 テキストだけ流しで読んでも、あらすじが理解できるように作っています。
動画の再生スピードが自分の読む速度より早い場合もあるので、画で理解できない部分はちゃんとテキストで補完してあげるように、音声だけの流し見でも理解できるようにしています。

ただ、テキストだらけになるとそれはそれで、マンガである意味とは??!ってなるので、書き文字に逃がしたりしてますwまだ慣れません…w

まよじょ独自の面白い点もご紹介★

どこから入ってもおもしろい

まよじょの動画を見てもらうとわかるのですが、目線を変えた別のエピソードを別の動画で同時展開できるのが動画ならではだなと思ってます。
(これは編集の素晴らしいアイデアです🌟)
Aちゃん目線、Bちゃん目線で、同じ言動でも違う印象を与えたり、オチがついたりするんですよね。どちらから入っても成立するようなシナリオを書かれてるライターさんもすごいなといつも思います。
(私は、いつもそれをマンガに落としているだけなのでw)

ちなみに嫁目線のマンガ▼

からの、夫目線のマンガ▼

自分自身、広告マンガにかかわることも多いですし、スマホ最適化されたかっこいいマンガ見てても思うのですが、マンガって、めちゃくちゃUXデザインの力いりますよね‥‥いつも勉強になります。

日々勉強させていただき、感謝感謝です。ではまた!

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